こんにちは。利用者のセキです。
ぼくはブログを書く時に、これから入所を考えている人が知りたいことは何だろうと考えます。
ベストライフに3年ほど在籍させていただいているので、社内からの視点になってしまって、自分にとって当たり前のことが、皆さんの知りたいことだったりします。
検討してくださっている方の疑問や、不安を解消したいなといつも思っています。
思い返してみると、就労継続支援の事業所を選ぶ時に、A型とB型のどちらがいいんだろうと考えました。
そもそも違いがよくわかっていなかったです。(A型は雇用契約あり、B型は工賃)
A型の方がお給料が多いんだな、と思いました。
でもB型の仕事内容のほうが、やりたいことに近かったです。
文章を書いたり、ゲームやアニメを扱っていたからです。
当時は生成AIもありませんでした。
ぼくの場合は、生活費(家賃、水道光熱費など)を稼ぐ必要があるので、B型で好きなことをやるという選択肢は選べませんでした。
でも、ベストライフは、B型のように多彩な内容の仕事ができるのに、A型なのである程度の金額の収入を得られます。
事業所をたくさん調べてみた方にはわかっていただけると思いますが、こんなにいろんなことができるA型事業所は他にほぼありません。
この点だけでも、ベストライフを選ぶ価値は十分あります。
ぼくが入所させていただいた頃は、会社が生まれて間もなかったので、模索が続いていました。
やりたいことがあるのはいいけれど、それを本当に収益化できるのか? 難しい問題です。
利益が上がらなければ、会社は続けていけません。
分野によっては、お金に直結していない作業もたくさんあります。
このブログだって、文章がそのまま稼ぎになるわけではないです。
スポーツをしていると、シュートを決めてかっこよく活躍することに憧れますが、そういう状況にできるまでボールをつないで運んで、アシストする人もすごい活躍です。
ついつい目立つところを担当している人に注目が行きがちですが、チームがまとまって支えていかないと結果は出ません。
ぼくもブログを書かせていただいているので、比較的目立つお仕事ではあると思います。
でも、ぼくがこれを落ち着いて書くために、たとえば、エアコンのスイッチを押して、風速や角度を考えてくださっている方がいます。
冷蔵庫に飲み物を用意してくださる方もいます。
勤務日程を管理してくださっている方がいます。
会社の運営をしてくださっている方がいます。
暑いところで、喉がカラカラだったら、こうして落ち着いてみなさんに発信をすることはできていないです。
だからぼくは全ての仲間を尊敬しているし、みんなで会社を運営しているんだということを、強く意識しながら毎日を過ごしています。
関 宏貴
長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。