Loading
利用者ブログ
暗い人と明るい人がいると子供は言う

根が真面目なので、がんばってうつを治そうとしてしまう。

がんばらないって難しい。

例えばぼくだったら、帰ってくる時間を決めずに公園へ散歩に行く。早足で歩いてはいけない。スマホは見なくていい。木を見たり、空を眺めたり、鳩に話しかけたり。

カフェに寄る。
勉強とか、仕事をしている人たちを何気なく観察する。

時間がゆっくり過ぎていく。

ぼくは学生の頃、真面目すぎる問題児だった。
なんでも素直にがんばってしまう。子供らしくない。

なんでそれがいけないんだろう。ぼくなりに普通にしていただけなのに。

初めてふざけた時、先生に褒められた。
「先生、嬉しかった。そのくらいでいいのよ」と言われた。

何それ。変なの。

物静かだって、頭の中ではいろいろ考えてる。口に出さないだけ。
そういう子って、暗い人、と言われる。
よく喋って元気な子がいわゆる、明るい人、と言われてもてはやされる。

大人になったら、誰に何を言われようと、関係なくマイペースでいられるけれど、子供の頃って気にしちゃうよね。

なんで自分はこうなんだろう。好かれたいのにな、って。

みんなの頭の中に、誰が明るくて、誰が暗いか、一覧表のようにまとまっている。だからグループワークがあると、ぼくと一緒になった子はつまらなさそうな顔をしている。
なんとか盛り上げようと無理をしても、貼られたレッテルが変わらないのは知ってる。君は授業が終わったら、イキイキとみんなのところへ戻っていくんだ。

今でもグループワークは好きではない。人付き合いが得意な人には理解できないだろう。

ぼくは一人でいることが好きだ。

アバター画像

関 宏貴

アバター画像

長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。