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利用者ブログ
仕事は人生の大切な経験になる

仕事には、よく考えてみると、そうだよな、と感じる裏方事情がある。

たとえばポストへのチラシ投函。

歩いて一軒一軒回っていくわけだが、配布するための大量のチラシを持ち歩かなければならない。

地図をみながらルートを決めるのも大変だけれど、持ち歩くのも体力勝負になる。

持ち歩く量が少なければ、補充する回数が増える。
どこでもすぐに補充できるわけではないので、拠点まで行ったり来たりする必要がある。
たくさん持ち歩くか、頻繁に補充しに行くか、どちらがいいだろう。

軽作業だって同じ。

作業する品物を段ボールで大量に運び込むが、重いものも多い。

置いておくための広い場所も必要だし、それとは別に作業する場所も必要になる。

作業の終わった品物を置いておく場所も必要もいるし、数が揃っているか数えなければならない。終わったら出荷する作業もある。間違えて、別の案件の品物が入った段ボールと混ざらないように気を付けないといけないね。

よく目にする、仕事のイメージ映像では、チラシを入れている様子や、軽作業で袋詰めしている様子などが使われやすいけれど、実際にはいろいろ調整したり、考えたりして、ようやく作業が成り立っていることは多い。

就労継続支援事業所に限らず、世の中のさまざまなことは、たくさんの見えない仕事の上に成り立っている。そういったこともやってみるのは、とてもいい人生経験になる。コツは慌てないこと。ひとつずつ取り組むといい。

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関 宏貴

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長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。