
よく聞く話なのですが、一般企業に障がい者雇用で入ったのにしんどくなってしまった、とおっしゃるかたが多いです。
ぼくの経験からすると、障がい者雇用は、障がい者を採用する枠を用意している、というだけで、働いている最中に理解ある人が配慮して対応してくださるものではないです。
基本的に仕事は健常者の社員さんと同じものが求められます。
ですので、障がいへの配慮をしていただきながら働きたいのであれば就労継続支援や、就労移行支援の事業所で働くのがおすすめです。
就労移行支援は2年間で、一般企業への就職を目指す場所です。
就労継続支援も一般企業への就職も目指せますが、在籍年数に上限がないので、一般企業へ行かず、事業所で継続して働き続けることができる場所です。
ベストライフは就労継続支援A型です。ぼくは現在、4年働かせていただいてます。まだ一般企業への移行は考えていません。
継続支援にはA型とB型があって、A型は、雇用契約を結んだ上で、時給をいただきながら働きます。
B型は、雇用契約なしで、工賃という形で、通って作業した報酬をいただくことになります。
週1、2回で、短時間だったりと、リハビリ的な側面が多く、体調管理しながら少しずつ働くことができます。
金額としては、A型の方が多く稼げることが多いです。
ご自身の状況に合わせて適切なところを選ぶことができれば楽しい毎日を送ることができるはずです。

関 宏貴

長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。