
就労継続支援にきたら、何か技術を身につけなければならないんじゃないか、と思う人もいるかもしれませんが、スキルの向上だけが成長ではありません。
働くこと、社会に出ることが困難だと感じていた人が、案外できるかも、ちょっと働いてみようかな、と感じられるようになる「心の中の変化だけ」でもじゅうぶんです。
それまでなかった自信が生まれるきっかけになれるだけでも、ベストライフが存在している意味があるってもんです。
自信と興味さえ生まれれば、技術は自然と身につきます。好きこそものの上手なれ、です。やりたいことが見つかった時の吸収力ってすごいですから、あなたは苦もなくスキルアップします。
最強の努力家も、好きで自然と何百時間もやってしまう人には勝てません。
勉強という名の勉強って身につかないですよね。必要ないのに、課題だから覚えなくてはいけないからです。教科書を、参考書を1冊覚えよう、なんてやらなくていいです。
本って、本という形で知識が1冊にパッケージングされているので、物理的に数えやすいだけです。
どこからどの知識を学んだかなんて意識しなくてもいいので、ショート動画をかき集める如く、断片をあなたの力にしちゃってください。AIとスマホの時代ですから。
母国語を喋れるようになるのと同じです。系統的に学んだわけではなくても、あなたもちゃんとできるようになります。指導員さんがいますから、わからないところは聞いてください。
怖くないよ。待ってるよ。

関 宏貴

長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。