最近、就労継続支援事業所は、クリエイティブな仕事を募集しているところが、とても増えていると感じる。パソコンや周辺機器があればできるから、作業環境を作りやすいんだと思う。Webを介して在宅でもやり取りできるし。
AIでのクリエイティブに特化しているところもあるみたい。文章で指示を与えて、生成AIに画像を作ってもらう。自分で描くのが好きな人もいるし、好みの画像ができるのであればAI生成でもいいという人もいるだろうから、やり方はそれぞれ自由でいいと思う。
気をつけないといけないのは、募集ページが垢抜けていて、おしゃれな事業所が、ほんとに中身もしっかりしているのかどうかということ。イラストだけじゃなくて、事業所の写真とか、スタッフさんのメッセージ、見学などを活用して見極めるのがいいと思う。
ある程度費用をかければ、見かけはおしゃれにできるけれど、実際の人を育てるのって時間がかかることだから、表面的なものではなく、中身がしっかりしていて、あなたにふさわしい会社であるかどうかは確認しておいてほしい。
実際に入ってやってみないとわからない、ってこともたくさんあるけどね。考えてるだけじゃなくて、動いてみて、失敗だったらやり直すっていうことでいい。定着できない自分はダメだ、なんて責めなくていい。やってみたら合わなかったっていうだけ。試すために行動できた自分を褒めて、さっさと退却して、次へ行こう。
考えることじゃなくて、行動することがあなたの人生を動かす。何もやらないという留まりも行動。
仕事をやっている時間が楽しい、というのが一番大切なことだから、就労継続支援を活用して、しあわせな時間を過ごしていただけたらと思います。
努力は好きに勝てない、っていうしね。努力してるなって感じる時は、その対象にそれほどハマってないから、好きで何の苦労もなくやり続けちゃう人には勝てない。

関 宏貴

長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。