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利用者ブログ
攻略法は何もなくて 時間に身を委ねる心地よさ

今年の前半に、家族で大阪万博に行きました。小学生の子ども連れというのは、なかなか大変です。

全員が同じではないと思うけれど、息子の場合は文化的な展示に興味がないので、体を動かして遊べるようなところに行かないといけません。

歩いていたら、たまたまボーネルンドの遊具が置いてある広場を見つけたので、そこで遊んでいました。普段、見かけないような遊具だったので、面白かったみたいです。

ぼくが息子を見ている間に、元妻には自由に動いてもらって、見学できるようにしました。しばらく遊んでいたら、以前、別の稲刈りのイベントで一緒だったお母さんに会い、こんなに人がいる中ですごいなぁと思いました。

彼女は通期パスを購入していて、時間が空いたら何度も来ているとのこと。他にもとても幅広く活動していて、我が家との共通点は子どもが学校に行っていないことです。

活力があってすごいな、こういう生き方も面白いのかもしれないなと思う一方、やはりぼくはあまり人と関わるのが好きではありません。うつにやられていて、元気がなく内向的になっているのか、元々の性格として内向的なのか考えてみることがあるけれど、やっぱり内向的なのです。

そう考えることが自分を、内向きに向かわせているのかと考えるけれど、健康で何も考えていなかった頃から、やっぱり内向的です。集団の中に入ってしまって、自分だけで意思決定できなくなるのが苦手です。わがままなので、いつでも自分の思う通りにしたいんです。だから一人がいちばん良い。

その後、存分に遊具で遊んでから、息子と会場の中を歩きました。動物をかたどったようなベンチを見つけたので、面白いねと言っていたら、ベンチの裏側にサインが書いてあることに、息子が気づき、写真を撮ってくれと言われました。

確かにおもしろいね。この会場に来ている人で、このサインに気づいた人は少ないかもね。周りを見ると、同じような、でも形が違うベンチが5個くらい置いてあり、結局、全部のベンチの裏側のサインを撮影することになりました。もう日が暮れ始めている頃でした。

元妻は、幸い少しはパビリオンを周れたみたい。ぼくと息子も会場の中を歩くことはできましたが、万博の一番の思い出は、ボーネルンドの遊具と、サイン入りベンチ。

攻略法も何もない、ゆっくりした、個性的な時間の過ごし方は、ぼくと息子に合っている気がしました。

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関 宏貴

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長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。