作業をやってみる中で、得意が見えてくることがある。
ぼくはベストライフに参加させてもらった当初は、ホームページ作成を練習させてもらっていた。Wixというサービスを使っていた。
そのうち、スタッフさんが、ブログを更新するのが大変ということだったので、ぼくが代わりに書かせてもらうことになった。
そうしたらとてもやりやすかったので、そのまま任せてもらって今に至る。ホームページ作成はあれからやっていない。ブログを書くのがたまたま自分に合っている仕事だったみたい。
日々、スタッフさんと話をする中で、得意を見つけて業務内容を変えてもらうのはぼくだけではない。他にもそういう人たちがいるのをずっと見てきた。
だから適性がわからなくても、興味のあるところから入ってみるといいと思う。自分のことって、案外わからないものだ。
逆に、得意だと思っていたことをやってみたら、だんだん何か違うと思い始めたということもあるだろう。
ぼくも、この題材はいっぱい書けるだろうと思っていることが、書いてみたら全然アイディアが出てこないことがある。実はその題材が得意ではなかったんだろうね。自分で思い込んでいただけ。
今はね、インスタを強化しようと思って、Canvaというアプリを試してます。写真は文章より苦手意識があるんだけれど、編集してみると面白い。写真だけじゃなくて、インスタでも文章を扱えばいいんだということに気づいた。
いろんな手段で、就労継続支援A型を多くの人たちに伝えたいなと思っている。あなたも、身の回りに仕事のことで悩んでいる人がいたら、ぜひ、こういう働き方もあるみたいだよ、とお伝えください。まだまだ知られていないから。

関 宏貴

長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。