
利用者さんに聞いてみると、けっこう遠くから通っている人もいる。兵庫から大阪まで電車移動しているとか。
ぼくは大阪市内だけれど、それでも45分くらいはかかる。在宅も併用させてもらっていて、通勤するのも、家で作業するのもそれぞれに面白さがある。
在宅ばかりだったら、こうしてブログを書くのも難しいだろう。会社で人と会うことで感じられることも多いからだ。
インターネットがあるんだから、どこで作業しても同じだと思っていた時期もあったけれど、どれも一長一短がある。全てが全く同じ経験になるということはない。
家でコーヒーを飲むのと、カフェで飲む体験って、全然違うものでしょう? どちらもコーヒーが飲めさえすればいいというものではない。場所によって、環境によって気持ちに飛来するものって違うんだよね。
ぼくは以前の仕事では毎日大阪から京都まで通っていた。なかなか体力が削られるね。往復3時間くらい。ゲームしたり本を読んだりする時間がとれるから、楽しいと言えば楽しいんだけれど、週5日をフルタイムで働くとスタミナ維持が大変。
今は電車に乗っている時間よりも歩いている時間のほうが長いから、本とかゲームができるほどの乗車時間がない。音楽を聴いたり、人間観察をしている。
ちなみに、ヘルプマークをつけていると、席を譲ってくれる優しい人が多い。ぼくは体調が悪い時以外は立っていても平気なので、普段はヘルプマークを外して、不調の時だけつけることにしている。いつもバッグの中には入れてある。
ヘルプマークは役所に行って、欲しいということを伝えればもらえるので、まだ持っていない人は、バッグに入れておくだけでも安心ですよ。脂汗が出て、立ってるのがどうしてもつらい時って、きっとあると思うから。

関 宏貴

長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。