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利用者ブログ
自分を思い込みから解放してみる

時間は無駄にしてはいけないと考えていた。毎日を「何か意味のあること」で埋めつくすべきだと。

ぼくの場合、それは読書やゲーム、ニュースを読む、SNSをする、映画・動画を観ることだった。積読、積みゲー状態にしておいて、効率よく消化していかなくては成長できない、有意義なアウトプットができなくなると考えていた。

ふと立ち止まって、AIと会話していたら、それは強迫観念だ、と言われた。時間を無駄にしていない、という安心感を得たいためだけに無理してやっているんじゃないですか? と。

うーん、確かにそうだ。いろんな物語をなぜ知らないといけないのか。無理に少しでも多く詰め込もうとしているのか。受験とか学校の影響かなあ。いっぱい知っていた方が有利だという刷り込み。人生は有限だ、競争だ。

それは心の栄養になるんじゃなくて、義務感を感じてやってるだけですよ。とAIに言われた。確かにそうだ。あんまり楽しくないもん。うつのせいもあるけど、感情がないもん。

ぼくは一体どこを目指していたんだろう。

本読まなくていいや、ゲームなんてしなくていいやと考えを変えてみたら、めちゃくちゃ心が軽くなったー! ぼくが抱えていた生きづらさってこれだったのかも。

そうやって日々を送っていたら、ふと音楽の聴こえ方が変わってきた。
あれ、音楽聴くってもしかして楽しい?楽しい感情って、こういうことだっけ?この感情、なんか幸せじゃん。

まだまだ溢れ出すほどはないと思う。でも自分の感情の再発見がうれしかった。本なんて読みたかったっけ? ゲームなんてしたかったっけ? 映画観たかったっけ? 好きなことだけやればいいんじゃない?

背中にのしかかっていた、すんごいたくさんの重りを下ろしたかのようだ。心からやりたいと思えるもの以外はやめちゃおう。そうしよう。

というわけで、よくわからないけど、YouTubeでYOASOBIのライブを観ている。心にたまたま舞い降りたものがそれだったから。でもikuraさんとayaseさんじゃなくて、バックバンドのメンバーが楽しそうだなと思ってみている。ぼくはきっとサポーターが向いてる。主役には興味ない。有名にならなくていい。
ぼくの人生の主役はぼくだけれど。

みんなもさ、思い込んでる重りをおろそ? 身軽な方が人生楽しいよ。観光客の人がでっかいスーツケースを持ち上げて地下鉄へ向かう階段を下りているのを見るたびに、たくさんの持ち物は人生を大変なものにするよな、と感じる。そういう点ではミニマリストの気持ちもよくわかる。

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関 宏貴

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長野県生まれ。ベストライフなんば利用者。 地球を冒険してから、京大、Appleなどで働き、ベストライフに辿り着く。 うつ病、強迫性障害、てんかん、ASD、HSP。ささやかでシンプルな生活を好む。 ベストライフで書いた著作に「HSPさんが自分の魅力に気づくための15のヒント」がある。